これは私の考え方なので、興味のある方は参考程度に読んでください
エンジンチューニングと同じでボディー補強も「やらなくてはダメ」と言う事はありません
新車の状態で十分な強度、剛性、バランスがとれていると思います(耐久性にしてもしっかりテストされているはず)
でもそれはノーマルのエンジン(パワー)、サスペンション、タイヤのサイズ(グリップ力)を基本としたもの
チューニングエンジンを積んで、ワイドなハイグリップタイヤと高いばねレート、高性能ダンパー、サーキット等での高負荷走行、、
走行距離がかさむにつれ、悲鳴を上げるのはボディーです
当社でもよくやる作業の開口部等のスポット増し等のボディー補強、極端にガチガチにする訳ではありません
目的は歪んで戻るを繰り返して柔らかくなったボディーに、「追加補強を入れて新車時に近づける(+α)」、「ウイークポイントを補強して耐久性を上げる」ため
もちろん「ハイパワーエンジンやハイスペックサスペンションをさらに気持ちよく使いたい」と言うのも有り!
ただ強くするのは簡単、ボルトオンでも溶接でも追加補強すればするだけその部分は強くはなります
でも、重量増や車体のバランス、乗り味、耐久性、整備性、それに費用の問題ももかかわってくるのでそんなに簡単ではない物だと思います
スポット増しもガラスやドアを外す作業(それに伴う塗装)がある場合には薦めていますし、パネル交換がある場合は一緒に補強もありだと思います
「タイムアップの為に耐久性や整備(再修理)性を犠牲にしてでも」という場合は別として、〝極端〟なボディー補強は「乗り味が変わった」、「扱いづらくなってしまった」、「バランスが崩れた」となった時、元に戻すことが難しくなります
基本的にボディー補強はボルトオンパーツで!(いつでも元に戻せる)
そしてスポット増しやパネル追加なども弱点を補う目的で(事故修理等の整備性も考え、できるだけ重量増にならない様に)と言うのが私の考えです