板金塗装の中で一番気の抜けない作業は「塗り」かもしれません。
他の作業はしっかり時間をかけたり、様子を見ながら、計測しながら、何度も合わせながら等、じっくりかかる事が出来ますが、「塗り」はそうはいきません。
基本的に、塗り始めたら途中で止めるわけにいかないんです。
塗り重ねるタイミングや塗料の可使時間等のある中で、ゴミの付かないように、塗り残しの無いように、肌艶よく、と吹き上げるのはかなりハード(面積が大きくなればなおさら)。
塗装(塗料)は生き物という言葉を聞いた事がありますが、まさにそんな感じです。
生き物?を扱いながら、スタートからゴールまで休む事の出来ない(必要なインターバルは取りますが)一発勝負、「塗り」は思いのほか体力と集中力が必要な工程なんです。