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まず塗料ですが、当社で使用している塗料は、外資系の高級塗料などの特別な物ではありません。
もちろんGT-Rに使用するにあたり、ランクは上のものを使っておりますが、国産の塗料です。

塗料メーカーは沢山ありますが、性能に関してはどのメーカーの物でも大きくは変わらないと考えているからです。
又、扱う車種が国産車(GT-R)ばかりなので、調色等に関しても使いやすいというのもあります。(新車の塗料も国産です)
塗料も他の材料と同じで、その性能を100%引き出すことが大切だと考えます。

そして“色”これが塗装屋さんを悩ませる物の一つ!

厳密に言えば全く同じにならないんです。
材料が違う上に、現車は日焼け等で経年変化しています。
もちろん補修歴があったり、使い方、メンテナンスの仕方の違いなどで1台1台みんな違う色になっています。
だから調色が大事で、そして難しいのです。

全く同じにならない物を同じに見えるように、違和感の無いように、と努力しています。

オールペイントをした車がキレイなのは、一台丸ごと(バンパー等のパーツまで)同じ色になる事による“車体の一体感”があるからなのではないのでしょうか…

修理の度に、様々な工場で複数の人が色々な材料を使って仕上がった車はやはり“一体感”に欠けます。

少しずつの修理でも同じ工場に出すことで一体感(色や質感)を保っていけると思います。