フロアとジャッキアップポイントの修理で入庫の32です。
御覧のように見事につぶれています。しかし問題なのは凹みだけではなく、、、
リヤ側のジャッキアップポイント付近のシルインナーにも錆穴が。
凹みの修理より錆の修理がメインになってしまいました。
錆の除去、薬品処理、穴埋め、アンダーコート(塗装)、防錆処理と進めていきます。
この車両に限った特別な例ではありません、錆の進行している車が本当に多いです。
ジャッキアップポイントの潰れている車、以前に修理歴のある車は要注意です。
ここの部分をパネル交換するとなるとビックリするほどの金額(リヤフェンダー、サイドシルアウターを含め両側だと3桁万円)がかかります。
部分的に切ったり貼ったりするにしても、全体に広がってしまってからでは手遅れです!
下の方だから、見えない所だから、走るのには影響がないからとボディーの修理を後回し(何年も)にし過ぎるのは車がかわいそうです。
33,34に比べて32のボディーは軽いです、つまり強度、剛性も低いという事。それでなくても基本的にはGTSのボディーをベースにメーカーで作ったチューニングカーです。
プラス、エンジンをハイパワーにしてハードなサスペンション、ハイグリップなワイドタイヤ、強力なブレーキとチューニングしていけば15年、20年と経ったボディーは悲鳴を上げます(だからと言って変にボディー補強をするとかえって車を傷める結果になる場合も)。
潰れてしまった、錆びてきたなどと言うときは、なるべく早めの治療をしてあげて下さい。
ボディーが遣れてしまっては、せっかくのエンジンや足周りがもったいないですから!