月: 2011年8月 (Page 1 of 2)

ガラスモール

32のガラスモールは劣化しやすいうえ、目立つ所なので気になっているオーナーは多いと思います

オールペン等でガラスを外す場合や飛石でガラス交換、といった場合は必然的に新品交換となるのですが
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以前にも載せたと思いますが、費用を抑えるために「ガラスは外さずにモールのみの交換」と言うのはあまりお勧めできません
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モールだけの交換も技術的には可能ですが
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ガラスの下でパネルが錆びているというケース、結構多いんです
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モール交換時にはガラスを外して
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錆があれば治しておきたいですね
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ちなみにこちら(オールペンの32)は錆は無かったのですが、ガラスの接着剤が劣化してボディーから剥離しかかっていました
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外から見ても解らない所、雨漏りや錆の原因を無くすうえでも「ガラスを外しての作業が正解」といえます

現物合わせ

パネルやフレームの修正、交換時には、基本的にメーカーの出している車体修復要領書にそって作業します
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ボディーチャートに合わせてミリ単位で寸法出しをするのですが、
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大事なのは確認作業、取り付ける主要な部品を仮組みしての現物合わせです
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車体の分解作業

いわゆる「バラシ」です

オールペンに限らず一般的な車体修理(板金塗装)でも部品を外す作業と言うのはつきものです

手が入るようにとか、作業の邪魔になるから、塗装しやすいように、傷付けたり汚したりしないように、交換するために等、理由は様々ですが、本番の作業にかかる前の作業がバラシです
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この後ガラスも外します

室内も
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工場内の移動に必要なハンドルやシート、タイヤホイールは汚れてもいいように作業用に交換します
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劣化した部品は車体から外した瞬間ゴミに、
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交換部品の金額は、モール、ゴム類、ヒンジ等、それら小物だけでも20万くらいになります

カラーオーダー

「オールペン時に違う色に」言うのも有りますが、色替えする場合が多いのはヘッドカバーやキャリパー等です

中でも人気な色が赤!

赤バッジや赤ヘッドというように、やっぱり赤にはスポーティーなイメージがあるからでしょう

ブレーキキャリパーはゴールドやシルバーも人気が高いのですが、

今回は赤!
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白いロゴが引き立ちます

「こんな感じで」と預かった見本(カップ)の色に合わせました
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冴えた赤はホイールの中でも目立ちますね
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こちらは以前に塗装した物
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こちらは赤ボディーにガンメタのロゴでした
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製廃部品情報 

製造廃止、オーナーにはショッキングで残念な情報です

車種はR33オーテックです

入手不可能?(何所かで在庫しているかもしれませんが)になってしまった部品は左のリヤフェンダー!(右はバックオーダーが溜まれば製造可能?とのことです)

以前に噂では聞いていたのですが事実でした
外板パネルが無くなるのはかなり厳しい状況です

とくに溶接パネルの場合、中古部品を使うのが難しく、部品取りの車を探すのも大変(生産台数の少ない車種はなおさら)
GT-Rの大きな特徴の一つであるリヤフェンダーの製廃は本当に残念です
ちなみに製廃直前の左リヤフェンダーは、なんと¥289,800(税込)の値段が付いていました(右は¥102,060税込)

33オーテックオーナーの皆さん、今まで以上に事故(ぶつけられる)等には十分注意をしてください
(場合によっては部品製廃のために修理不可能となる可能性もあります)

*メーカーさんには再生産(適正価格で)を強く望みます*

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写真は以前に撮ったのもので本文とは直接関係ありません

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