車を買う時や売る時に気になるのが修復歴だと思います。
もちろん“修復歴無し”というのが理想なのですが、これが結構ムズカシイ問題なんです。
修復歴の定義というのは色々あると思いますが、一般的なのは溶接パネルの交換と骨格部位の修正、交換があると”修復歴アリ”となります。
バンパーやフェンダーなどボルトオンパーツの交換や、外板パネルの板金修理は修復とはならないのです。
つまり本当は交換するべきパネルでも板金すれば修復ナシとなり、フレーム修正するべきボディーもそのまま手を入れなければやはり修復ナシとなってしまうのです。
大量にパテの付いた車や、フレームが曲がったままバンパー交換だけしてある車も見た事があります。
本当に大事なのは修復歴の有無ではなく事故歴の有無で、修復があった場合はどのように治してあるか、だとと思います。
新車からの状態のままというのが理想ですが、10年20年と経過すれば事故や修理をしなくても錆が出てきたりします。
車を売買する目的の目線で修復歴を気にするより、キレイに永く快適に乗れる事を目的にすれば、ボディーに手を入れていく事は必要になってくるはずです。
“修復歴はあるけれどカナザワで治したなら問題ナシ”と言われるようになりたいと思い、そのために努力していくつもりです。
当社の作業で多いのは、錆の修理だと言うことは前にも書いたとおりです。
この車のガンとの闘いが一番の難問だと思います。
見えないところまで進行、転移していたり、強度不足から他の部分に悪影響を与えたりします。
新車から補修暦が無くても錆びて来ます。
ましてや、大きく広がってしまった部分を修理したり、事故などで大掛かりな手術をした車などは要注意です。
みんな最初は新車だったのです。
使い方、保管状況、修理方法やメンテナンスの仕方でコンディションが変わってくるのです。
修理した、しないに関わらず安心はできません。
怪我や病気で手術したなら尚の事、気を使ってあげてください。
当社で修理したからといって、いつまでも大丈夫と言うわけではありません。
問題が無くても結構です、修理のあとに時々来て車の状態を見せてください。出来れば1~2年に一度点検をかねて防錆処理や各部調整などで入庫していただければと思います。
お客様の車を見せていただいて、これからの作業方法や、材料選びにも役立てていき、それを又お客様に良い仕事として返していければ最高です。
7,8ヵ月前に錆の修理をした32のサイドシル、リヤフェンダー部分です。
オーナーの手入れも良く、錆の再発は無かったのですが、力のかかる部分だった為小さなクラックが入りました(写真では分かりにくいですが)。
![]()
前回GFRP(グラスファイバー)とパテを使った部分に、今回はCFRP(カーボンファイバー)とカーボンパテを使います。
これでオーナーに乗っていただき、問題が無ければこの部分にはこの方法をとりたいと思います。
![]()
© 2026 Kanazawa Body Repair