当社の作業で多いのは、錆の修理だと言うことは前にも書いたとおりです。

この車のガンとの闘いが一番の難問だと思います。

見えないところまで進行、転移していたり、強度不足から他の部分に悪影響を与えたりします。
新車から補修暦が無くても錆びて来ます。
ましてや、大きく広がってしまった部分を修理したり、事故などで大掛かりな手術をした車などは要注意です。

みんな最初は新車だったのです。
使い方、保管状況、修理方法やメンテナンスの仕方でコンディションが変わってくるのです。
修理した、しないに関わらず安心はできません。
怪我や病気で手術したなら尚の事、気を使ってあげてください。

当社で修理したからといって、いつまでも大丈夫と言うわけではありません。
問題が無くても結構です、修理のあとに時々来て車の状態を見せてください。出来れば1~2年に一度点検をかねて防錆処理や各部調整などで入庫していただければと思います。

お客様の車を見せていただいて、これからの作業方法や、材料選びにも役立てていき、それを又お客様に良い仕事として返していければ最高です。

7,8ヵ月前に錆の修理をした32のサイドシル、リヤフェンダー部分です。
オーナーの手入れも良く、錆の再発は無かったのですが、力のかかる部分だった為小さなクラックが入りました(写真では分かりにくいですが)。
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前回GFRP(グラスファイバー)とパテを使った部分に、今回はCFRP(カーボンファイバー)とカーボンパテを使います。
これでオーナーに乗っていただき、問題が無ければこの部分にはこの方法をとりたいと思います。
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