こちらの32もパッと見はなんでもないようですが
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リヤフェンダーに小さくプクッと出ているこれは
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錆びです
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さらに塗膜を剥くとこんな感じ
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大したことない様に見えますが

さらに削ると

いました、錆
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アウターパネルの一部を切り取って
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インナーパネルの錆もしっかり落としておきます
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でも周りの他の部分は大丈夫なの?と考えますよね、

ハッキリ言わせてもらいます

「この修理方法では大丈夫じゃないかもしれません」

32のホイールハウスの場合、全周に錆が回っている場合が多いです

でも、外側に出てきたのは小さな錆、

この小さな錆修理の為にパネル全交換というのはやっぱり現実的ではありません

古くなった車体は、パネルを剥がしていけば錆びている部分は沢山あります

でも車体内部、パネル裏等の錆を取る為には大掛かりな作業が必要になります

もちろん、広範囲に錆びが酷い物や以前の修理のせい等で交換が必要な場合も有りますが、

出来るなら時間も費用も抑えて、というのが(私の)基本的な考え方です

車体のどこかに錆びがあるというのは現実、

でもそれが「出来るだけ広がらない様に、酷くならない様に」というのが修理やメンテナンスだったりするんではないでしょうか

もちろん出来るだけの事はします

見えない部分の錆が進まない様に防錆剤を流し込み
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「これ以上錆びてくるなよ」と言い聞かせて

トランクルーム側からも
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液剤がパネルの隙間から浸み出てくるまで
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「もう錆びてこないで」と願いも浸みこませて
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塗装作業終了後にはさらに防錆ワックスも吹き込みます