今回は塗装の話です。

“塗装”と言うと“塗る事”と思っていませんか?
確かにそうなんですが、ただ塗る(色を付ける)だけではないんです。

もちろん“塗り”の技術も沢山ありますし(とても重要です)。
“同じ塗料(設備)を使えば誰が塗っても同じ、と言う訳にはいきません。

”塗装の良し悪しは“塗りの技術”ともう一つ、“下地”で決まると思います。

塗装の下地というのは、板金した所だけではありません。塗装するパネルや部品の表面処理や足付け、マスキング等最終的な下地の事です。

補修を繰り返したものや、塗膜の粗悪な物などもそうですが、この“塗装の下地”をどこまでやるのかが、仕上がりを決めると言ってもいいくらいです。

ここでも、どれだけ時間と費用を掛けたかが大切になり、その積み重ねの一番上が塗装なんです。
きれいな塗装の下には沢山の作業が隠れています。

全部合わせて“塗装”なんです。
0825-3.jpg修理部分以外でも、塗装パネルのキズなどは極力拾います。(一つ残らずと言うのは難しいですが…)