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黒の32 ⑬

ボディー本体に色が入りました!
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板金塗装の中で一番気の抜けない作業は「塗り」かもしれません。

他の作業はしっかり時間をかけたり、様子を見ながら、計測しながら、何度も合わせながら等、じっくりかかる事が出来ますが、「塗り」はそうはいきません。
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基本的に、塗り始めたら途中で止めるわけにいかないんです。

塗り重ねるタイミングや塗料の可使時間等のある中で、ゴミの付かないように、塗り残しの無いように、肌艶よく、と吹き上げるのはかなりハード(面積が大きくなればなおさら)。
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塗装(塗料)は生き物という言葉を聞いた事がありますが、まさにそんな感じです。

生き物?を扱いながら、スタートからゴールまで休む事の出来ない(必要なインターバルは取りますが)一発勝負、「塗り」は思いのほか体力と集中力が必要な工程なんです。
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先に進めています

黒の32のボディー本体塗装の前に軽微(?)な作業を先に進めます。

ヒンジ交換の33 フロントピラー(ヒンジ取り付け部)塗装
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普段は掃除するのも難しい場所、かゆい所に手が届きました

赤い32 右側もドアが外れている訳は
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修理した左側にあわせて、開口部のスポット増しをしました
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ドアヒンジ

ヒンジ交換、今回は33(当然ですがドアを外します)
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昔話ですが、「ボルトに傷を付けたくないからドアを外さないでヒンジ交換をしてほしい」と言われた事があります、、もちろん無理です

ギーギー音が出る、ドアが下がる等の症状が出たら要交換です
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外せば裏側は錆び
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このままヒンジだけを取り換えるのは、、
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という事で、錆落としから始めます
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忙しくて

写真を撮っている暇もない、、、

という訳にもいかない(オーナーを含め、みなさん作業状況が気になるでしょうから)ので、

黒の32 パーツから塗装工程に入っています
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黒光り!
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塗りたての艶、いつも「やっぱ黒、良いよなぁ」と思います
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ウチの32も元色は黒メタ、いつか(十年後くらい?)純正色に戻そうかなぁ

赤い32はサイドシル修理(板金工程)が終わりました
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キーシリンダー

33、トランクのキーシリンダーを交換しました。
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単純に交換しただけではトランクだけ別の鍵になってしまいます。

そこで分解してシリンダー本体部分はオリジナルの物を使用。
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外側は新しくなり、鍵はいままでの物をそのまま使用できます。

応用でこんな事も出来ます(32に33のトランクキー)
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もちろん鍵はいままでの32の物が使えます。
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逆に32のキーシリンダーを33に、なんていうのも有りかも!

黒の32 ⑫

ボディー本体にパネルを仮組み、位置調整と板金の最終工程へ
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元々車両に付いていた物は中古部品と同じで、何かと修正する部分があります
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サイドシルとリヤフェンダーはインナーアウター共に新品
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いよいよ塗装工程に突入です

中古車修理とは違う中古車の修理

購入時、新車であっても乗り始めてしまえばすべて中古車になります
逆にいえば、全ての中古車は最初は新車だったのです(当り前ですね)

スタートは同じなのに年数が経つにつれ車両の状態は様々、極上車もあれば酷く劣化している車もあります

走行距離、保管状態、使用方法、メンテナンスの有無等で変わってくるのは当然ですが、修理方法の違いも大きく関わっていると思います

見た目判らなければ良い、長く乗るつもりはないから、どうせ売ってしまうから、とにかく安くあげたいから等、理由は様々でしょうが、いわゆる中古仕上げの様な修理は、、、

事故や修理歴がない車でも悪くなる所が出てきます、「修理」と一口にいっても「どう治すか」がとても難しく、大事なことだと思います

乱暴な言い方かもしれませんが、走っている全ての車は中古車で、車体に付いているのは中古部品です

これからもオーナーと相談しながら「中古車修理とは違う中古車の修理」をしていきたいと思います

赤い32のサイドシル
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ジャッキポイントに補強プレートを追加しました
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白い32も少しづつですが進めています(オールペンの32も)
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錆のくる場所、32はみんな一緒です
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1馬力

みなさん知っていると思いますが、当社は現場一人(私)、事務一人(妻)の小さな々会社です。

もちろん多くの方達(関連ショップさん、外注さん等)に助けられて成り立っているのですが、板金塗装に関しては現状全て一人で作業しています。

元々板金と塗装は別の職種、多くの工場では分担して作業している物なんです。

私自身、最初は板金作業しかしない「板金屋」でした。

職人仕事と言われるだけあって板金も塗装もとても奥が深く、技術と経験と知識、どれも上限のない難しい仕事だと思います。

20年以上この仕事をしていますが、技術も経験もまだまだ と思っています。

経験も単純にいえば板金だけを20数年、塗装だけを20数年と続けている職人さんの半分(GT-Rに関してはチョット違いますが)です。

ではどうして一人で両方の作業をするようになったのか?

まずは、一つの事を極める事の難しさ

 〝板金だけでも様々な作業があります(修正、叩き、溶接、研ぎ等)、全てを極めようとすれば人生一回  では無理?なほど、、。

  例えば溶接だけを何十年と続けている職人さんに溶接の事で適う訳がありません(塗装もそう、色だけを研究している人や、磨きを極めた人等、細かく分ければその道のエキスパートがいます)。

  もちろん各エキスパートが集まって一つの作業ができれば最高ですが(それがメーカーですね)〟

そしてなにより最初から最後まで出来るようになりたかったからです。

板金だけでも、塗装だけでも車を治すことは出来ません。
大きな工場で板金作業だけをしていた頃

丁寧に作業して塗装部門にまわしても、作業する塗装屋さん次第で仕上がりが全然違う事にショックを受けました。
また、腕の良い塗装屋さんにかかれば板金の良し悪しに関係なく(見た目には)キレイになってしまう事も、

自分の板金作業だけではコンスタントに良い仕事ができない事に不満でした。

ならば自分で両方の作業をすれば、自分の納得できる仕事ができるんじゃないか?
そう考えて現在の作業スタイルになったのです。

もちろん簡単ではありません、どの作業も難しく今も努力(勉強)し続けています。
何より効率が悪く、とにかく時間がかかります。
ここ数年ほとんど休みなく作業していますが、それでもお客様を待たせてばかり、、、。

たったの1馬力、限界は低いです

でも、どんなに遅くても走り続ければゴールに付く事も確かです。
遅いが故に見える物もあったりします。

自分のわがままな仕事の仕方で、迷惑をかけている方達には本当に申し訳ありません。

謝る事と一生懸命働くしか出来ない事をどうかお許しください。

ブラックテール

作業の合間に、ウチのサンプルカーに取り付けました
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並べると結構違うでしょう
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完成!ブラックテール仕様です!!
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点灯して灯りが入った状態は純正と大差ありません(中心の黒部分が濃くなった感じ、これなら車検もOKでしょう)
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個人的な趣味ですが、さりげなくてカッコいいと思います!
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