ボンネット、ドア、トランク等パネル合わせ目のシール材の
経年劣化
これでは水密防錆の役割を果たしてませんね
割れている所だけでなく
錆びも出ているので全面入れなおします
部分的に鉄板を取り替える修理方法です
パネルの重なった部分の錆を取るためには切開修理が必要です
理想は新品パネルASSYでの交換ですが、場所によっては大がかりな作業になって時間も費用も大きくかかるので(そもそも部品が無かったりしますが)
放っておいて腐食が広がって酷いことになってしまう前に
今回はリヤフェンダーが外れているので直しやすかったです
32KL0も汚れ落としから初めて
オーナーさんが心配していた錆を取る為、切開修理します
錆びはこんな感じでした
フロアは切らずに錆落としで
リヤスポイラーを外すと
過去に交換したブラケットがまた錆びていました(今回はステンレスブラケットに換えます)
ボルトはステンレス製に換えてあったので難なく外れました
ステンレスボルト等を使うと逆に錆び易いという意見もありますが(異種金属接触)、長年の経験(実験)の上問題ない、というよりココはこの方が良いと思います(勿論どこにでもというわけでなく使う場所によります)
確かに理論上は異種金属接触はよくなくて、事実GT-Rのフェンダー(アルミ)には樹脂ワッシャーが付いていてスチールボルトとの接触を防いで錆対策しています
でもボンネット(アルミ)には付いていませんが特に問題は起きていません
(細かな材質の違いや双方の面積の割合等、色々難しいみたいです)
異種金属と言えば他にもルーフサイドモールもステンレスだし、バンパーネットとか、最近のナンバーボルトとか、マフラー、ホイール、etc、、
まあ細かい話はいいとして、長期間実車で色々試してみて少しでも良い(理論上ではなく経験上)と思うことを日々進化させながらやってます
ホイールハウス周りの錆
主な原因は新車時に入っているシール材(黒い部分)
爪で引っ掻くだけで簡単に取れてしまいます
パネル組立時(電着塗装前)に入っている物なので電着層は付いておらず、剥がれた下は地金が出てきます
経年劣化やボディーのしなり等で部分的にシール材が剝がれ、地金が外気(水分)に触れることで錆びてきます
32のリヤフェンダーが錆び易いのも同じ理由です
34や33はボディー剛性が高いのでこの程度ですが、それでも錆びが酷くなる前に防錆材を入れておく事がやっぱり大事です
リヤフェンダー交換
外からは見えなくても少なからず錆びはあるものです
このタイミングで一掃しましょう
バンパー取り付け前に
内側は洗ってから
最後は隠れてしまいますが
リヤバンパーアルアルなのが
下側取付ボルトの錆、酷くなると外すときに折れます
今回は車体側ステーも錆と歪みが酷く、放ってはおけないので
外して修理します
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